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作品詳細
泣きとうござんす
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。三度笠の旅鴉、いただきの守太郎を中に、いかさま賭博師、木佐須の三太、浪人の寺恩右衛門の三人は会津若松の宿場町にやって来た。そこで守太郎は、弾深一家のジャリ松などにいじめられている赤べこ人形の職人紋太とその許嫁お七を助けたことから、守太郎のいただき剣法と右衛門のウェスタン二刀流の決闘となった。だが、この白熱の勝負も、右衛門が空腹のため引分となった。守太郎は、赤べこ一家に草鞋をぬいだ。お七は赤べこ庄助の一人娘で、すぐ守太郎と仲良くなった。心中おだやかならないのが紋太である。やがて、正蓮寺の獅子舞大会がやって来た。守太郎を先頭に三ン下のイー公、ロー公、ハー公達が境内に高いヤグラを組んだことから弾深一家虎親分の殴り込みとなった。守太郎のいただき剣法は冴えて、弾深一家は総崩れとなった。翌日、守太郎は喧嘩の責任を感じて草鞋をはいた。一方、それを知った、弾深一家は、赤べこ一家に喧嘩状をつきつけた。そして、弾深の虎親分は、守太郎に殺し屋をさしむけた。峠の茶店で、弾深一家の殺し屋の待伏せをうけた守太郎は、若松での弾深一家の弾圧を知った。威風堂々の弾深一家は天神ケ原に赤べこ一家を待っていた。決死の紋太、イー公、ロー公、ハー公の面々、そこへ守太郎が飛びこんできた。ウェスタン二刀流の右衛門が寝返りをうって、赤べこ一家の勝利に帰した。赤べこ一家の看板が人形問屋に変り、堅気姿の庄助、寄り添うように紋太とお七−−。そして、旅立つ守太郎の姿は磐梯山に映えて明るく輝いているのであった。
■解説
守屋浩の三度笠シリーズの第一作で、「暗黒街の弾痕」の関沢新一の脚本を、「情無用の罠」の福田純が監督した。撮影は「青い夜霧の挑戦状」の内海正治。
1961年7月23日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1961)
■スタッフ
監督 | 福田純 (フクダジュン) |
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脚本 | 関沢新一 (セキザワシンイチ) |
製作 | 三輪礼二 (ミワレイジ) 山本紫朗 (ヤマモトシロウ) |
撮影 | 内海正治 |
美術 | 植田寛 |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 刀根紀雄 (トネノリオ) |
照明 | 石川緑郎 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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守屋浩 (モリヤヒロシ) | いただきの守太郎 |
浜美枝 (Mie Hama) | お七ちゃん |
児玉清 (Kiyoshi Kodama) | 紋太 |
八波むと志 (ハッパムトシ) | 木佐須の三太 |
森川信 (モリカワシン) | 赤べこ庄助 |
広瀬正一 (ヒロセショウイチ) | 乾分イー公 |
中山豊 (ナカヤマユタカ) | 乾分ロー公 |
大村千吉 (オオムラセンキチ) | 乾分ハー公 |
佐藤允 (Makoto Sato) | 寺恩右衛門 |
堺左千夫 (サカイサチオ) | 弾深の虎 |
二瓶正也 (ニヘイマサナリ) | ジャリ松 |
西条康彦 (サイジョウヤスヒコ) | 半造 |
島津雅彦 (シマヅマサヒコ) | 五郎 |
野口ふみえ (ノグチフミエ) | 鳥追い女 |
三田照子 (ミタテルコ) | かねくらのおかみ |
堤康久 (ツツミヤスヒサ) | 浪人 |