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作品詳細

  • ブラックボード

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ある初夏の日、少年の死体が発見された。死因は絞殺によるもので、鈍器によって頭蓋骨が潰されており、殺人と判定された。少年は中学3年の安井猛で、テレビニュースを見て不吉な予感を覚えた母、波江が警察におもむき息子を確認する。猛の家庭は、清掃婦をしている波江と6年生の妹との母子家庭だった。中学校では、警察の捜査がはいりマスコミの注目をあびる。校長は周章狼ばいし、猛の担任だった富田は緊張に青ざめていたが、クラスの生徒たちは無表情に事件を受けとめるのだった。葬儀の日、クラスメートの槙田、杉原らが暗い表情で棺を担いでいた。そんななか、悲しみの目で棺を見つめる矢沢智子の姿が印象的だった。犯人があがった。それは槙田と杉原で、彼らは悪びれたふうもなくさばさばと一切を供述した。そして平然と天丼を平らげた。やがて、恐るべきいじめの事実が暴露されていく。槙田と杉原は奴隷のように猛にいじめられていた。彼らは猛が同じ高校に進学すると知って、追いつめられた心境になり殺人を決意したのだ。また、犯罪が明るみに出るまでの10日間、平然と登校しマスコミにも対応していた。学校は騒然たる渦の中に巻き込まれ、富田は自分の責任だ、教師の資格ゼロだと校長や職員に謝まるのだった。槙田と杉原は、警察で供述を終えたとき、ほっとした表情をした。これでいじめられることはなくなると思い、罪の意識より安堵のほうが大きかったのだ。新聞記者、三上は富田に必死に喰いさがる。富田はいじめのことは知っていて、努力したがどうにも出来なかったと苦渋の思いを話した。ふたりの少年は家裁にかけられ少年院おくりを言い渡された。猛の家を校長と槙田の父、杉原の母が訪れ、猛の仏壇に焼香した。一同が去った後、智子が来た。彼女は猛が殺された夜、事件の起こるのを察知して猛の家に知らせに来たのだが、すでに彼は出て行ったあとだったのだ。



■解説

中学校を舞台に、殺人事件にまで発展した“いじめ問題”を描く。監督は脚本も執筆している「落葉樹」の新藤兼人、撮影も同作の三宅義行がそれぞれ担当。

  • 1986年9月17日 より

  • 配給:近代映画協会
  • 製作国:日本(1986)

■スタッフ

監督 新藤兼人 (Kaneto Shindo)
脚本 新藤兼人 (Kaneto Shindo)
企画 森川英太朗 (モリカワエイタロウ)
プロデューサー 高島道吉 (タカシマミチヨシ) 遠藤雅也 (エンドウマサヤ) 新藤次郎 (シンドウジロウ)
撮影 三宅義行 (ミヤケヨシユキ)
美術 重田重盛 (シゲタシゲモリ)
音楽 林光 (ハヤシヒカリ)
録音 武進 (タケススム)
照明 山下博 (ヤマシタヒロシ)
編集 近藤光雄 (コンドウミツオ)
助監督 山本伊知郎 (ヤマモトイチロウ)
スチール 金子哲也 (カネコテツヤ)

■キャスト

俳優名 役名
辻輝猛   安井猛
乙羽信子 (Otowa Nobuko)  安井波江
南渕一輝 (ミナブチカズキ)  槙田五郎
阿部征夫 (アベマサオ)  杉原義夫
森本レオ (Reo Morimoto)  警部補
佐野量子 (サノリョウコ)  矢沢智子
宅麻伸 (タクマシン)  三上記者
財津一郎 (ザイツイチロウ)  校長
井川比佐志 (Hisashi Igawa)  教頭
田中隆三 (タナカリュウゾウ)  富田実
川上麻衣子 (カワカミマイコ)  相沢圭子
初井言栄 (ハツイコトエ)  岩上順子

愛がなんだ









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