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作品詳細
妖精フローレンス
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。マイケルは音楽学院に通う学生。ある日彼は、いつも花を可愛がっているお礼にとベゴニアの花の妖精フローレンスに、花の妖精の国に案内されることになった。マイケルは自分の体がどんどん小さくなっていくのを感じた。彼の右手には、オールマイティの力を持つセンパの捧が握られていた。いたずら妖精ムジカの仕業でフローレンスと離れ離れになったマイケルは、ムジカランドに着陸してしまう。ムジカはセンパの榛を狙っていたのだ。マイケルの健闘も空しく、センパの棒はムジカの手に。センパの棒を手に入れたムジカはハシャギ過ぎ、ムジカランドはその影響で大火事になり、氷河期が来る。ムジカ自身も氷に閉じ込められてしまった。ムジカを助け、センパの捧を返してもらったマイケルは、フローレンスの待つ花の国へ向かった。再会した二人は深い愛に結ばれた。やがて花の季節の終りがやって来た。突然巨大なイラ草が現われた。イラ草は轟音と共に裂け、無数の昆虫が飛び出し編隊を組んで妖精たちを襲う。花の兵士たちと虫たちの凄絶な戦いが展開され、花の兵士たちの勝利に終る。そこに最強の悪魔ムランダが登場。マイケルはフローレンスを助けるためにセンパの棒をふりかざし、ムランダの唯一の弱点である大きな口の中へ突撃した。命を的にして花の国とフローレンスを救ったマイケルは、元の人間の大きさになって、音楽学院の温室の中にほうり出された。そしてフローレンスが現われ、彼の目にキスをした。マイケルに抱かれたフローレンスの体は、なぜかだんだんと透明になっていく。フローレンスは、「太陽が出ると私の体は朝露となってしまう。でもあなたに抱かれて幸せ、私の体は消えても愛はあなたの中にあるわ」と消えていった。音楽学院オーケストラ発表会の日。コンサートホール満員の観客の前で、マイケルはオーボエコンチェルトを演奏した。そして心の中に呼びかけた。「フローレンス、僕やったよ、きみと一緒に」と。
■解説
ベゴニアの花の妖精と音楽学院に通う少年の愛を描く音楽アニメ。辻信太郎の原作を高畠久が脚本化、監督は「シリウスの伝説」の波多正美が担当。
1985年10月26日 より
- 配給:その他
- 製作国:日本(1985)
■スタッフ
監督 | 波多正美 (ハタマサミ) |
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演出補 | 広川和之 (ヒロカワカズユキ) |
アニメーション・ディレクター | 山本繁 (ヤマモトシゲル) |
脚本 | 高畠久 |
原作 | 辻信太郎 (Shintaro Tsuji) |
製作 | 辻信太郎 (Shintaro Tsuji) |
プロデューサー | 富岡厚司 波多野恒正 |
イメージ・ボード | 東逸子 司修 宮本貞雄 (ミヤモトサダオ) さべあのま |
撮影監督 | 八巻磐 (Iwao Yamaki) |
美術監督 | 阿部行夫 (アベユキオ) |
音楽監督 | 山本直純 (ヤマモトナオズミ) |
音楽ディレクター | 真木礼 (マキレイ) |
音楽プロデューサー | 斉藤明 (サイトウアキラ) |
主題歌 | 毬谷友子 (マリヤトモコ) |
音楽録音 | 大野映彦 (オオノアキヒコ) |
音響監督 | 岩田広一 (イワタヒロカズ) |
エフェクト・ディレクター | 赤堀幹治 |
効果 | 伊藤克巳 (イトウカツミ) 今野康之 |
編集 | 吉岡聡 (ヨシオカサトシ) |
演奏 | 東京フィルハーモニー交響楽団 |
オーボエ演奏 | 宮本文昭 |
バイオリン演奏 | 漆原啓子 |
編集監修 | 浦岡敬一 (Keiichi Uraoka) |
出演(声) | 市村正親 (Masachika Ichimura) 毬谷友子 (マリヤトモコ) 中島みゆき (ナカジマミユキ) 高見知佳 (タカミチカ) 小林亜星 (コバヤシアセイ) |