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作品詳細
あいつとララバイ
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。佐藤友美は横浜・西高校の二年生。ある日、一週間前ひょんな事から友美が偽りの恋人宣言をした菱木研二が、一年のダブりで隣の席に編入してきた。それ以来研二は、友美に一目惚れ。ある放課後、女生徒のあこがれのマト、バスケット部のキャプテン太田一夫と友美が親しげに話している様を見て嫉妬にかられた研二は放送室に忍び込み、友美への愛の告白を全校にアナウンスしてしまう。その日の下校、研二と友美は、暴走族“キャッツ”のメンバーにからまれた。それを助けたのはKのマークを胸につけたユニフォーム姿に黒眼鏡の女、どこの誰だか知らないけれど、ハマでは誰もが知っている本牧レディだった。数日後、公園で研二を慕っている相沢リエは、彼に家庭内の揉め事を打ち明けていた。木陰から見守る三人の姿に気づく筈もなく、リエは涙に濡れた顔を洗いにその場を離れた。戻ってみると、何者かに襲われ血まみれになって横たわる研二の姿があった。傍にはキャッツのワッペンを残して……。その知らせを聞いたクラスメートの新名じゅんは、キャッツのアジトへ殴り込みをかけるが、たった一人では歯が立たず態勢は次第に不利になった。その時、入口に立った影、それは本牧レディだったが、黒眼鏡をはずしたその顔は、相沢リエだった。リエは奥から出てきたキャッツのリーダー、町田ひろしに研二をやった奴を渡してもらいたいという言葉を残してその場を去った。ひろしはリエの後姿をみつめながら「このハマが誰のものか、思い知らせてやる。この次が勝負だ」と心に誓った。
■解説
多感な年頃の男女高校生の姿を描いた学園ドラマ。少年マガジン連載中の楠みちはる原作の同名漫画の映画化で、脚本・監督は「嵐を呼ぶ男(1983)」の井上梅次、撮影は小野正がそれぞれ担当。
1983年12月24日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1983)
■スタッフ
監督 | 井上梅次 (イノウエウメツグ) |
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脚本 | 井上梅次 (イノウエウメツグ) |
原作 | 楠みちはる |
製作 | ジャニー喜多川 (ジャニーキタガワ) 小倉斉 (オグラヒトシ) 瀬島光雄 (セジマミツオ) |
プロデューサー | 野木勉 (ノギツトム) |
撮影 | 小野正 (オノタダシ) |
美術 | 松井敏行 (マツイトシユキ) |
音楽 | 渡辺敏行 |
録音 | 井家眞紀夫 (イカマキオ) |
照明 | 小中健二郎 (コナカケンジロウ) |
編集 | 菅野順吉 |
助監督 | 崎田憲一 |
スチール | 中尾孝 (ナカオタカシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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錦織一清 (ニシキオリカズキヨ) | 菱木研二 |
東山紀之 (Noriyuki Higashiyama) | 町田ひろし |
植草克秀 (ウエクサカツヒデ) | 太田一夫 |
秋吉久美子 (Akiyoshi Kumiko) | 白川由美子 |
三原じゅん子 (ミハラジュンコ) | 相沢リエ |
麻生祐未 (Aso Yumi) | 佐藤友美 |
鈴木幸恵 | マミちゃん |
渡辺千秋 (ワタナベチアキ) | 新名じゅん |
森次晃嗣 (モリツグコウジ) | 相沢卓 |
麻丘あゆ美 (アサオカアユミ) | 耀子 |
木暮毅 | 松本吾郎 |
加藤武史 (カトウタケシ) | ハイエナ |
平本淳也 (ヒラモトジュンヤ) | スネーク |
すのうち滋之 (スノウチシゲユキ) | タンク |
河村直人 (カワムラナオト) | スコッチ |
牧村稔 (マキムラミノル) | バーボノ |