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作品詳細
すっかり…その気で!
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。映画製作を夢見る弱小芸能プロの従業員、伊東たかしのところに、映画製作の依頼が来た。ふってわいた話にたかしは大ハリキリ。ところが、出資者である有田が方々から集めた製作資金を持ち逃げしてしまった。たかしは愕然とするが、すんなりとは引き下がらない。銀行員の女を引っかけようと、銀行の前でたかしは待ちかまえていると、整形外科に勤める春日さち子と知り合った。作戦変更、「お金があればすぐにスターにしてあげる」とさち子に接近する。それならうちの病院を襲えばともちかける。さち子は妻子ある男、毛利とつきあっていたが、彼が会社で使いこんだお金を工面しようとしていた。二人は職にあぶれたスタントマンの安村を仲間に入れ、病院から金を奪った。しかし、バッグを開けてみると、中はニセ札、さち子も、いつの間にか消えていた。彼女が逃走のドタバタに持ち逃げしたのだ。一方、大金を盗まれた院長の加茂は「内部犯行の疑いが強い」という警察の見識に基づき、さち子に疑いの目を向けた。さち子あわやというとき、彼女を追っていた、たかしが救った。そのさち子も裏切られていた。毛利は別れるといっていた妻と一諸に金を持ってニューヨークに逃げていってしまった。自分を救ってくれた、たかしが落ちこんでいるのを見かねたさち子は、病院のお得意さんで、政財界の黒幕、剛田の二号昌江を紹介した。三人は二号を眠らせ、貸金庫の鍵を奪うと、銀行から大金、宝石類を持ち出した。用意したセスナ機で高飛びしようとするが、安村が、「私腹をこやす国賊は許せん」と剛田邸めがけて突っこもうとする。とんでもない奴を仲間に入れたと後悔するたかしは、安村にパンチを浴びせて眠らせるが、燃料が少ない。目方を減らさなくてはとバッグや宝石を捨てるがセスナは海岸に不時着した。意識を失い砂浜に放り出されたたかしは、オスカー外国語映画賞を受ける夢を見て笑っていた。そんなたかしにさち子はキスをすると、また頑張ろうと励ますのだった。
■解説
映画製作を夢見る男があの手この手で資金調達する姿を描く。脚本は「グッドラックLOVE」の田波靖男、監督は「帰ってきた若大将」の小谷承靖、撮影は「近頃なぜかチャールストン」の加藤雄大がそれぞれ担当。
1981年12月20日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1981)
■スタッフ
監督 | 小谷承靖 (Tsugunobu Kotani) |
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脚本 | 田波靖男 (タナミヤスオ) |
企画 | 田中壽一 |
製作 | 田中壽一 |
プロデューサー | 中沢敏明 (ナカザワトシアキ) 佐々木健一 |
撮影 | 加藤雄大 (Yudai Katoh) |
美術 | 薩谷和夫 (サツヤカズオ) |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 神保小四郎 |
照明 | 小中健二郎 (コナカケンジロウ) |
編集 | 井上治 (イノウエオサム) |
助監督 | 吉田一夫 (ヨシダカズオ) |
スチール | 手塚龍行 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
烏丸せつこ (Setsuko Karasuma) | 春日さち子 |
北野武 (Takeshi Kitano) | 伊東たかし |
植木等 (Hitoshi Ueki) | 有田伝八 |
なべおさみ (Osami_Nabe) | 山川俊介 |
本田博太郎 (Hirotaro Honda) | 安村良平 |
江木俊夫 (エギトシオ) | 毛利浩二 |
藤村有弘 (Arihiro Fujimura) | 加茂和夫 |
塩沢とき (シオザワトキ) | 丸目昌江 |
神田隆 (カンダタカシ) | 剛田万造 |
志賀勝 (シガマサル) | 大橋 |
秋野暢子 (アキノヨウコ) | 悦子 |
藤木悠 (フジキユウ) | 西村 |
山本紀彦 (ヤマモトノリヒコ) | 平山 |
竜雷太 (Raita Ryu) | 石塚 |
今いくよ (イマイクヨ) | 女子銀行員A |
今くるよ (イマクルヨ) | 女子銀行員B |
上方のりお (カミカタノリヨ) | 借金取りA |
上方よしお (カミガタヨシオ) | 借金取りB |
ビートきよし (ビートキヨシ) | 銀行の守衛 |
多岐川裕美 (タキガワユミ) | 女性司会者 |
北原由紀 (キタハラユキ) | 女性歌手 |