■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。
14トン・トレーラーを駆使するダンプ野郎の隆は、妻子ある男に捨てられた女子大生の頼子と知り合った。隆は同じ運転手のフーケンの車と衝突、彼の可愛がる鯨を死なせてしまい、頼子の手切金を元手に競輪で大穴を当てた金を支払った。頼子はそのままフラリと旅に出る。ダンプ仲間のウエスタンは、二年前に事故で人をひき殺し、北海道にいる女房の雪子を残して蒸発していた。そんなウエスタンを16トン・ダンプを操る猟虎の政が追っていた。暫くして、ウエスタンは380万円の預金と雪子への想いを綴った日記を残して、事故で死んでしまった。隆とフーケンはウエスタンの遺骨を抱いて北海道の雪子のもとに向った。雪子は小料理屋を切りもりしながら細々と暮していた。その夜、店に猟虎の政が現れ、隆と対峠する。政こそ、雪子の前の亭主で、赤ん坊を連れて飲み歩き、凍死させてしまったのだ。以来、雪子は政を憎んでいた。貧しい境遇に育った雪子に、同じような過去を持つ隆は同情、やがて、それは愛に変っていった。ついに、隆と政の間に、凄まじい殴り合いがはじまり、両者ゆずらず、そして、二人の男の間に友情が生まれた。「お前になら、雪子をやるよ……」と呟く政。その町に来ていた旅まわりの芸人、西川染太郎一座に、頼子が参加していた。ある日、頼子とたまたま雪子を乗せた一座のトラックが雪道でスリップ、断崖すれすれ絶体絶命となった。報せを聞いた政と隆は視界ゼロの猛吹雪の中を除雪車で飛び出した。そして、必死の救助作業でトラックを救出するのだった。
■解説
雪の北海道を舞台に、ダンプドライバーたちの世界を描く。原作は豊島大輔、脚本は「セックスハンター 性狩人」の掛礼昌裕、「黒木太郎の愛と冒険」の森崎東、「餌食」の高田純、「処女監禁」の関本郁夫の共同執筆、監督も同作の関本郁夫、撮影は「ミスターどん兵衛」の中島芳男、「トラック野郎 故郷特急便」の出先哲也の共同でそれぞれ担当。
1981年4月29日 より
- 配給：東映
- 製作国：日本(1981)
■キャスト
| 俳優名 |
役名 |
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黒沢年雄
（Toshio Kurosawa） |
菊地隆介 |
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大西徹哉
（オオニシテツヤ） |
風見健太郎 |
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ジョー山中
（Joe Yamanaka） |
ウエスタン |
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原田美枝子
（Mieko Harada） |
尾崎頼子 |
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宮下順子
（Miyashita Junko） |
西野原雪子 |
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なべおさみ
（Osami_Nabe） |
鉄砲玉 |
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土佐一太
（トサイッタ） |
鬼瓦 |
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沢田浩二
（サワダコウジ） |
ロック |
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奈辺悟
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原付 |
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須賀良
（スガリョウ） |
白タク |
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清水照夫
（シミズテルオ） |
ロープ |
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高月忠
（タカツキチュウ） |
バズーカ |
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佐川二郎
（サガワジロウ） |
カメ |
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城春樹
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クナシリ |
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野口寛
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シレトコ |
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幸英二
（ユキエイジ） |
21号線 |
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亀山達也
（カメヤマタツヤ） |
アバシリ |
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小山昌幸
（コヤママサユキ） |
五所河原 |
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宮崎靖男
（ミヤザキヤスオ） |
オホーツク |
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名和宏
（ナワヒロシ） |
阿久津為雄 |
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岡部正純
（オカベマサズミ） |
石狩 |
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仲村知也
（ナカムラトモヤ） |
荒熊 |
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由利徹
（ユリトオル） |
亀井源造 |
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鳳啓助
（オオトリケイスケ） |
西川染太郎 |
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京唄子
（キョウウタコ） |
西川さわ |
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東龍明
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西川染一郎 |
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山口恵子
（ヤマグチケイコ） |
西川珠代 |
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舟倉たまき
（フナクラタマキ） |
西川染子 |
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清水昭博
（Akihiro Shimizu） |
西川吉五郎 |
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石井茂樹
（イシイシゲキ） |
西川染二郎 |
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磯崎洋介
（イソザキヨウスケ） |
西川豆太郎 |
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山田光一
（ヤマダコウイチ） |
公民館の事務員 |
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相馬剛三
（ソウマゴウゾウ） |
徳肋 |
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畑中葉子
（ハタナカヨウコ） |
光江 |
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野川愛
（ノガワアイ） |
ウエイトレスＡ |
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石川洋子
（イシカワヨウコ） |
ウエイトレスＢ |
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北野武
（Takeshi Kitano） |
警官Ａ |
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ビートきよし
（ビートキヨシ） |
警官Ｂ |
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名古屋冗
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警官Ｃ |
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木村修
（キムラオサム） |
アナウンサー |
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藤方佐和子
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コスモの女 |
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十日市秀悦
（トウカイチシュウエツ） |
青年 |
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梅宮辰夫
（Tatsuo Umemiya） |
町田政男 |
