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作品詳細
帰ってきた若大将
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。西太平洋、サザンクロス諸島上空をヘリコプターで取材していたTVプロデューサー皆川純子が機内から放り出された。そこへ、セスナ機から一人の男がスカイ・ダイビング、純子を捉えパラシュートで降下。その男こそ、御存知若大将、田沼雄一。今、サザンクロス島の大統領の片腕、自治政府顧問になっている。その島は近く平和国家としてアメリカから独立しようとしていた。東京に戻った純子は取材したフィルムにクレームがつき、スポンサーである三丸商事副社長、石山新二こと青大将に抗議に出かけた。そこは青大将、純子を見るなり、クレームを撤回、デートに誘った。その晩、青大将が純子にキスしようとしたとき、そこへ若大将が通りかかった。若大将に飛びつく純子、青大将はガックリ。雄一はおばあちゃんの七回忌の法事で帰国していたのだ。法事を済ませた夜、大統領から雄一に国際電話が入り、島からアメリカに向かう使節団の目的が達成するようニューヨークで外務書記官のフローラと打ち合せをするようにとのことだった。ニューヨークへ飛ぶ雄一。一方、青大将は石油買付けのために書いた中東宛の手紙を、アメリカのメジャー系石油会社のリーガン社長に出してしまった。手紙を取り戻そうと、青大将もニューヨークへ向かう。郵便車を追う青大将は、途中で強盗に会い、身ぐるみ、車を盗まれてしまう。若大将はフローラと会ったが大統領補佐官シュナイダーと連絡がとれず、仕事は難行。そこへ青大将の捜索を頼まれた。ニューヨーク・シティマラソンの取材に来ていた純子は、ホテルで仲の良い雄一とフローラに出会い、嫉妬し、ホテルを出てヨットで暮し始めた。青大将は何とかリーガン社長の別荘に辿りつき、手紙を取り戻すが、パトカーに追われ、偶然、純子のヨットに逃げ込んだ。雄一はシュナイダーがシティマランンに参加すると聞き、セントラルパークで練習中のところを接近した。そこで雄一はマラソンに勝てば使節団の意向を大統領に伝えると、シュナイダーに約束させた。一万数千人が参加するマラソンで、雄一は見事にシュナイダーを破るのだった。
■解説
六〇年代にスクリーンを賑した“若大将シリーズ”が加山雄三芸能生活二十周年記念作品として蘇った。現在西太平洋のある島で大統領の片腕として活躍する若大将の活躍と、青大将をはじめ昔の仲間の元気な姿を描く。脚本は「Alice THE MOVIE 美しき絆」の田波靖男、監督は「愛の嵐の中で」の小谷承靖、撮影は「影武者」の上田正治がそれぞれ担当。
1981年2月11日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1981)
■スタッフ
監督 | 小谷承靖 (Tsugunobu Kotani) |
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脚本 | 田波靖男 (タナミヤスオ) |
製作総指揮 | 渡辺晋 |
エクゼクティブ・プロデューサー | 池瑞直亮 |
プロデューサー | 田中壽一 恩田光 (オンダ) |
撮影 | 上田正治 (Masaharu Ueda) |
美術 | 薩谷和夫 (サツヤカズオ) |
音楽 | 加山雄三 (Yuzo Kayama) 森岡賢一郎 |
録音 | 田中信行 (タナカノブユキ) |
照明 | 望月英樹 (モチヅキヒデキ) |
編集 | 池田美千子 (イケダミチコ) |
アシスタントプロデューサー | 田久保正之 (タクボマサユキ) 中沢敏明 (ナカザワトシアキ) |
助監督 | 岡田文亮 (オカダ) |
スチール | 橋山直己 (ハシヤマナオミ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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加山雄三 (Yuzo Kayama) | 田沼雄一 |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 石山新二郎 |
坂口良子 (サカグチリョウコ) | 皆川純子 |
アグネス・ラム | フローラ |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 田沼久太郎 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | 江口敏 |
中真千子 (ナカマチコ) | 江口照子 |
賀原夏子 (カハラナツコ) | マリ・オハラ |
田崎潤 (Jun Tazaki) | 石山新吉 |
萬田久子 (Manda Hisako) | うらら |
樹木希林 (Kiki Kirin) | ともえ |
松崎真 (マツザキマコト) | 植松 |
藤木悠 (フジキユウ) | 沖山 |
なべおさみ (Osami_Nabe) | 職員 |
山本紀彦 (ヤマモトノリヒコ) | 桑田 |
佐山泰三 | 瀬尾 |
大鹿伸一 (オオシカシンイチ) | 局員 |