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作品詳細
ゴシック
(原題:Gothic)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1816年6月16日、スイス。バイロン卿(ガブリエル・バーン)の住むディオダディの館。そこへ詩人のシェリー(ジュリアン・サンズ)とその愛人メアリー(ナターシャ・リチャードソン)、彼女の義妹クレア(ミリアム・シル)が訪ねて来る。その夜、屋敷の侍医であるポリドリ(ティモシー・スポール)とともに、ディナー・パーティーがもたれた。その時皆で怪談を作る話が持ち上がるが、バイロンは本物の幽霊を創造しようと言い出す。修道土の頭蓋骨を囲んで、五人は悪魔の儀式を行う。突然、雷鳴がとどろき、皆それぞれの思惑を含んだ幻想の世界に入ってゆく。メアリーはシェリーに抱かれたい願望を持ち、シェリーはクレアに目をつけていた。クレアはバイロンにつきまとい、ポリドリはバイロンを思い続けている。殊にメアリーは自分の創造した魔物から逃れられなくなり、自分の未来の子供の不幸を見る。シェリーがメアリーを抱くのとともに幻想は終りを告げ、明るい朝がやって来る。メアリーはこのとき後に「フランケンシュタイン」として世に出る物語を思いつく。
■解説
怪奇小説の誕生の影で、作家たちの間に湧き起こる幻想を描く。製作はペニー・コーク、監督は「狂えるメサイア」のケン・ラッセル、エグゼクティヴ・プロデューサーはアル・クラークとロバート・デュヴルー、脚本はスティーブン・ヴォルク、撮影はマイク・サウザン、音楽はトーマス・ドルビー、編集はマイクル・ブラッドセルがそれぞれ担当。出演はガブリエル・バーン、ジュリアン・サンズほか。
1988年4月1日 より
- 配給:大映
- 製作国:イギリス(1986)
■スタッフ
監督 | ケン・ラッセル (Ken Russell) |
---|---|
脚本 | スティーブン・ヴォルク (Stephen Volk) |
製作総指揮 | アル・クラーク (Al Clark) ロバート・デュヴルー (Robert Devereux) |
製作 | ペニー・コーク (Penny Corke) |
撮影 | マイク・サウソン (Mike Southon) |
美術 | クリストファー・ホッブズ (Christopher Hobbs) |
音楽 | トーマス・ドルビー (Thomas Dolby) |
編集 | マイケル・ブラッドセル (Michael Bradsell) |
衣装デザイン | Victoria Rusell (Victoria Rusell) |
字幕 | 岡枝慎二 (Shinji Okaeda) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
ガブリエル・バーン (Gabriel Byrne) | Byron |
ジュリアン・サンズ (Julian Sands) | Shelley |
ナターシャ・リチャードソン (Natasha Richardson) | Mary |
ミリアム・シル (Miriam Cyr) | Claire |
ティモシー・スポール (Timothy Spall) | Dr._Polidori |