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作品詳細
トムとジェリーの大冒険
(原題:Tom and Jerry : The Movie)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。ある日突然、トムとジェリーの住んでいた家が取り壊され、2匹は生まれて初めて家の外へ出る冒険の旅へ出発。彼らはその途中、物知り犬のパグジーとその相棒で親友のノミのフランキーと知り合う。トムとジェリーがケンカばかりしているのを見た彼らは「仲良しになったら」と友達のすばらしさを教え、その気になるがお互いにやっぱりムリだと思う。トムとジェリーは次に、行方がわからなくなったお父さんを捜しているかわいい女の子、ロビンと出会う。彼女はお父さんが旅に出て以来、フィッグおばさんの家に預けられていたが、おばさんは大変意地悪で、いつもロビンに辛く当たっていた。やがてフィッグおばさんがロビンを捜し当て、トムたちと一緒に家に連れ戻されてしまう。おばさんは生来の悪徳弁護士リックブート、飼い主によく似て意地悪な犬のフェルディナンドとでロビンの遺産を横取りしようと悪巧みをしている。おばさんは邪魔なトムとジェリーをやはり強欲なアップルチーク博士のところへ捨ててしまった。そこでは何者かにさらわれたパクジーとフランキーをはじめ、多くの動物たちがおしこめられていた。トムとジェリーは力を合わせ、みごと皆と脱出に成功。さらにロビンを救出し、生きていることがわかった彼女のお父さんを一緒に捜すことにした。一行はイカダで川を下るが、途中で流されてロビンと離れ離れに。そこへ悪者たちが追いかけてきた。トムとジェリーは知恵と勇気で数々の困難に立ち向かい、やがてロビンと再会。そして彼女のお父さんと無事に巡り会えた。長い旅を経て、トムとジェリーもいつしか親友になれた。
■解説
時にライバル、時に仲良しのコンビ、ネコのトムとネズミのジェリーの冒険旅行を描いた長編アニメーション。40年にデビュー以来、短編映画やテレビ作品で活躍し続けてきた彼ら初の映画版。監督・製作はディズニーを皮切りに、各社でアニメ製作に携わってきたベテラン、フィル・ローマンで、彼の主宰するフィルム・ローマン・プロ作品。音楽は94年に他界し、これが遺作となった巨匠ヘンリー・マンシーニで、ミュージカル・ナンバーの作詞は「ドリトル先生不思議な旅」「フック」などのレスリー・ブリクセ。美術は「リトル・マーメイド」「きつねと猟犬」などディズニー作品で活躍してきたマイケル・ペラーザ。シリーズの産みの親であるジョセフ・バーベラが特別監修に当たっている。日本語吹き替え版のみが公開され、歌手の篠原涼子と小林幸子が声優に初挑戦したのも話題に。
1995年8月19日 より
- 配給:松竹=松竹富士
- 製作国:アメリカ(1992)
■スタッフ
監督 | フィル・ローマン (Phil Roman) |
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日本語版演出 | 春日正伸 |
クリエイティブ・コンサルタント | ジョセフ・バーベラ (Joseph Barbera) |
脚本 | デニス・マークス (Dennis Marks) |
日本語版翻訳 | 飯島永昭 田島美津子 |
製作総指揮 | ロジャー・メイヤー (Roger Mayer) ジャック・ペトリク (Jack Petrik) ハンス・ブロックマン (Hans Brockmann) ジャスティン・アッカーマン (Justin Ackerman) |
製作 | フィル・ローマン (Phil Roman) |
音楽 | ヘンリー・マンシーニ (Henry Mancini) |
音楽監修 | シャロン・ボイル (Sharon Boyle) |
作詞 | レスリー・ブリクセ (Leslie Bricuss) |
日本語版出演(声) | 堀内賢雄 (Kenyu Horiuchi) 堀絢子 (ホリアヤコ) 篠原涼子 (Shinohara Ryoko) 小林幸子 (コバヤシサチコ) 滝口順平 (タキグチジュンペイ) 冨田耕生 石丸博也 (イシマルヒロヤ) 佐々木望 (ササキノゾム) |