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作品詳細

  • JM

    (原題:JM Johnny Mnemonic)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

西暦2021年。世界は巨大コンピューター・ネットワークで結ばれ、人類の半数は電磁波による環境汚染が原因の不治の病、NASに冒されていた。情報を脳内のチップに記録して運ぶ“記憶屋”ジョニー・ネモニック(キアヌ・リーヴス)は、最後の仕事として北京からアメリカのニューアーク・シティまで、極秘情報を運ぶ依頼を引き受ける。彼は北京で情報をダウンロード(収納)し、その際、暗号の役目を果たすIDコードとして3つの画像を同時にインプットした。そこへ、情報を狙う巨大複合企業ファーマコム社の手先である多国籍犯罪組織“ヤクザ”の北京支部幹部、シンジとその配下が襲撃する。ジョニーは辛くも逃げるが、IDコードの画像の1枚を焼失し、残る1枚と半分をシンジに奪われてしまう。ニューアーク・シティに着いたジョニーだが、脳に大量の情報を長時間メモリーすることは生命の危険を意味していた。一方、シンジも彼を追って市内に入り、ボスのタカハシ(ビートたけし)の元へ向かった。今回の仕事のエージェント、ラルフィー(ウド・キアー)が敵の手先であることを知ったジョニーはアジトのバーに乗り込むが、逆に捕まる。その窮地を女ボディガードのジェニーが救い、二人はJ‐ボーン(アイス・T)率いるアナーキスト集団“ロー・テク”の助けを借りて、逃走に成功した。その頃、タカハシのコンピューターの端末に一人の女性の像が現れ、一人娘をNASで亡くした彼の心を慰めた。タカハシは、その女性が6年前に死んだファーマコムの創設者、アンナ・コールマン(バーバラ・スコヴァ)であることを知った。シンジは説教師と名乗る殺し屋カール(ドルフ・ラングレン)を雇い入れ、ジョニーを殺すよう命じた。NASに冒されていたジェニーが倒れ、ジョニーは肉体改造屋のスパイダー(ヘンリー・ロリンズ)の元へ連れていく。ジェニーは回復し、スパイダーが驚くべきことを告げた。ジョニーの脳内の情報はNASの治療法であり、提供主はファーマコム社を裏切った研究所員が盗み出したものだった。社は利益のために、治療法を秘密にしておきたかったのだ。敵の攻撃でスパイダーは殺されるが、ジョニーの情報はJ‐ボーンによってコンピューター・ネットを通じて全世界に公開されることになった。ロー・テクの橋上要塞“ヘヴン”に敵の魔手が迫る。タカハシはジョニーと対峙するが、再び端末上に現れたアンナの説得により、彼は死の間際にIDコードをジョニーに渡す。シンジとカールも倒され、ジョニーはサイボーグ化されたイルカのジョーンズ経由でダウンロード(回収)するため、電脳空間(サイバースペース)に突入した。治療法の情報は公開され、人類は救われた。



■解説

高度情報化社会と化した未来の地球を舞台に、脳にシリコン・チップを埋め込んだ極秘データの配達人、ジョニーの活躍を描いたSFハードボイルド。80年代以後の大きなSFのムーブメント“サイバーパンク”の旗手、ウィリアム・ギブソンの初期短編『記憶屋ジョニイ』(邦訳はハヤカワ文庫『クローム襲撃』に所収)を、自身の脚色で映画化。監督にはMTVやテレビ映画、短編映画『アリーナ・ブレインズ』(V)なども手掛けてきた気鋭のアーティスト、ロバート・ロンゴが当たった。劇中の電脳空間における主人公の描写に、彼の連作集『メン・イン・ザ・シティ』のアートを取り入れている。製作はドン・カーモディ、撮影はフランソワ・プロタットが担当。音楽はマイケル・ダナがスコアを書き、スタッビング・ウェストワード、ボノ&ジ・エッジ(U2)、ロリンズ・バンドなどのロック・アーティストの曲が全編に流れる。未来社会の造形に貢献したビジュアル・コンサルタントは「ブレードランナー」「タイムコップ」のシド・ミードが担当。主演は「スピード」のキアヌ・リーヴス。日本人ヤクザの役で「みんな〜やってるか!」のビートたけしがハリウッド・デビューを果たしたほか、「ソルジャー・ゴールド」のドルフ・ラングレン、「サバイビング・ゲーム」などで俳優としても活躍するラッパーのアイス・T、本作が映画初出演のテレビ『ビバリーヒルズ高校白書』のディナ・メイヤー、「シシリアン」のバーバラ・スコヴァほか、多彩な顔触れが脇を固める。

  • 1995年4月15日 より

  • 配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
  • 製作国:アメリカ(1995)

■スタッフ

監督 ロバート・ロンゴ (Robert Longo)
脚本 ウィリアム・ギブソン (William Gibson)
原作 ウィリアム・ギブソン (William Gibson)
製作総指揮 ロバート・ラントス (Robert Lantos) ビクトリア・ハンブルク (Victoria Hamburg) B・J・ラック (B. J. Rack)
製作 ドン・カーモディ (Don Carmody)
撮影 フランソワ・プロタ (Francois Protat)
美術 ニーロ・ローディス=ジャミロ (Nilo Rodis-Jamero)
ヴィジュアルコンサルタント シド・ミード (Syd Mead)
音楽 マイケル・ダナ (Mychael Danna)
ボノ (Bono) スタッビング・ウェストワード (Stabbing Westward) ジ・エッジ (The Edge)
編集 ロナルド・サンダース (Ronald Sanders)
字幕 岡田壯平 (Sohei Okada)

■キャスト

俳優名 役名
キアヌ・リーヴス (Keanu Reeves)  Johnny Mnemonic
北野武 (Takeshi Kitano)  Takahashi
ドルフ・ラングレン (Dolph Lundgren)  Street Preacher
アイス・T (Ice T)  J-Bone
ディナ・メイヤー (Dina Meyer)  Jane
ヘンリー・ロリンズ (Henry Rollins)  Spider
バーバラ・スコヴァ (Barbara Sukowa)  Anna-K
ウド・キアー (Udo Kier)  Ralphy

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